昨夜の池上彰さんTV番組を観て・・・・8/16山日新聞より

「特攻は美しくない」太平洋戦争中、飛行機で2度出撃し、機体故障で帰還した元特攻隊員桑原敬一さん(88歳)横浜在住は
「私たちにとっては志願ではなく事実上の強制だった。弱い者が犠牲になる戦争を二度と起こしてはいけない」と訴えている
・・・・中略・・・・・
45年2月兵庫・姫路海軍航空隊で白い紙を渡され「特攻への参加を希望するかどうかを書け」と言われた。
拒否したかったが「命令のまま」と書いて提出。指名されたのはその2日後だった。「死ななければいけないんだ」・・・・・
沖縄戦が激化した4月、鹿児島串良基地へ。先に出陣が決まり、顔面蒼白になった同期生から「まだ死にたくない。代ってくれ」と迫られた。
何も言えなかった。同期生はこわばった笑みを浮かべて飛び立ち戻らなかった。
5月3日、翌朝の出陣が決定。特攻に行く予定のない仲間から「敵艦と激烈なキスだな」「ガンとやれよ」と元気つけられた。
800㌔爆弾を積んだ艦上攻撃機に3人で乗り込み、沖縄周辺の米艦に突っ込むため離陸。涙がぼろぼろこぼれた。
ところがエンジンから「バスン、バスン」近くの種子島の飛行場に爆弾を抱えたまま不時着。串良基地に戻ると、上官から厳しく叱られた。
1週間後2度目の出撃、、、、、操縦席を覆う風防が油に汚れ真っ黒になった。再び種子島に着陸、、、使える飛行機がなくなり、翌日解散命令が出た。
・・・・中略・・・・
「上官は出撃せず、上官に目をかけられている人間は指名されなかった。戦争では強者が弱者を矢面に立たせることを実感した」・・・・

昨夜のTV番組でも上記の様な、上官の無責任さ・覚悟の無さを言ってましたな。 ん〜ん〜ん!ん!