レースのみに賭けた20年 ”なぜおれだけしか”  ルマンに刻み込んだ79ラップ  : 1973年のことです

9日午後4時に小生がスタートしてから11時間、レースは79ラップ1077.56㌔でリタイヤ。10日午前2時すぎにルマンへの初挑戦は終わった。
スタートしてから11時間、シグマMC73はあちこちにトラブルが生じた。
スターター・オルタネーター・スタイライザーのコネクター・ディスクブレーキ・ハブボルト・リアサブフレーム・そしてクラッチ、こう書くと全てボロボロのメタメタである。
6時間 約1.000㎞まではまともに走り、結構快調にブンブン走った時もあったのである。しかしルマンの場合は、やはりそのマシーンの耐久力、言い換えればトラブル発生の度合いが勝負となる。故に我々のシグマMC73は、ボロボロで負けたと云えると思う.
生沢→鮒子田→生沢→ダル・ボ→鮒子田とバトンタッチし、小生も鮒子田もダル・ボも4分20秒〜30秒台で一時はたんたんとラップを重ねたが、さまざまなトラブルに足を引っ張られ、最終的には2回目の予選終了時と同じクラッチのトラブルでまたも鮒子田のドライビング中フォードコーナーで止まった・・・・・・・中略
優勝は24時間 355周のマトラシムカMS670(3ℓオープンカー) Hペスカロロ、Gラルース、Hフィオレンティーノ 2位が349周、3位が332周 21位が270周

よく今のグラチャンのMCSをそのままルマンに持っていけば、クラス優勝はおろか総合上位もイケル・・・・なんて言っている人達がいるが、甘い甘い、ルマンを知らないからそんな事が言えるのだ。また生沢の奴、などとおっしゃるなら、ぜひ一度ルマンへ行ってみるとよい。


童夢のチャレンジ マツダの10年連続のチャレンジ 日産・トヨタのチャレンジも 最終継続が大事ってことでした/////私の感想