1989年10月28日 MFJグランプリロードレース国際A級500  八代俊二

終戦・筑波 八代独走優勝 NSR500
                                   
1987年1988年と2年間ロスマンズホンダでの世界GP参戦を経て戻ってきた全日本。500CCだけでなくTTF1(750CC4サイクル)のテストもこなし
決勝レースにも毎戦毎戦、彼のNSRにはさまざまな先行開発パーツが取り付けられ、実践テストが繰り返されていた。
(世界GP用に国内で開発テスト・実践レースで使用してGoodな仕様・部品は即ガードナー、ドーハンが使用出来るようにする為)
しかしこの最終戦だけは違う。実績のあるパーツ、自分のレースのためだけのセッティングがなされたマシンでグリッドについた八代は、危なげ無く25周を走り切ってチェッカーを受け、
86年以来の優勝をつかんだ。
「チャンピョンなんてもう考えてなかったけど、やっぱり”レース”をしたかったからね」

1990年1月号 ライディング・スポーツより